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【2017.11.16日本対韓国・東京D】稲葉JAPAN初陣!

by て.いとう

3名のオーバーエイジ枠を含む野球U24歳代表がアジア王者の称号を目指して戦う『ENEOS アジア プロ野球チャンピオンシップ2017』が開幕した。

仕事で夕方まで埼玉に行っていたので、時間的にどうかなと思ったけれど、自宅から東京ドームが近いおかげもあって、なんとか間に合った。19時プレイボールはこういうとき、ありがたい(のだが、19時プレイボールの恐ろしさをこのあと味わうことになる。

国際試合らしく、オープニングセレモニーはきらびやかだ。

こうしたシーズン終了後の国際試合の場合、心配なのはゲーム勘から遠ざかっていることや、疲労、調整不足などだ。結論から言えば、韓国より日本のほうが実力は一枚上手だなと思った。客観的に見ても日本は精密で確かな野球ができ、水準が高い。しかし、前述のような危惧は的中し、どうにもエンジンが掛からない。韓国とて、疲労などのマイナス要素は同じだろうが、打倒日本のモチベーションがあるのか、言い訳無用でキッチリ仕上げてきた印象だ。この試合がもつれたのは、両者の試合に対する準備にあったと見る。

先発薮田はカーブやスライダーが決まらず四球を出すものの、ノーヒットで3回を乗り切ると、4回ウラに源田の好走塁。そして、清水雅治三塁コーチの機転で先制点をもぎ取った。

ホッとした4回。いきなりキム・ハソンにホームランを許す。キムは4番でショート。しかも俊足。いいね。ロマンがあって。韓国の池山か。でも、そこからズルズルと4失点。

しかし、6回ウラにオーバーエイジ枠の西武・山川穂高が2ランホームランを放って1点差に追いついた。

何年か前に遠征に行ったとき、ホテルのエレベーターで山川穂高と偶然乗り合わせたのだけど、そのときはまだ冴えない二軍の選手だった。名前も知らなかった。それが、今や西武の誇る大砲だ。最初は四苦八苦していたファースト守備も8回に見事なフィールディングを魅せ、2塁ランナーを3塁で刺した。野球では「化ける」という言葉が使われるが、まさに山川は化けた。

余談だが、スタメンのほとんどがパ・リーグの若手選手で、応援歌がちっとも分からなかった。かろうじて山川穂高のを知っている(それもあやふや)くらいで、暇な時間が多かったなァ。チャンステーマとかは歌えるのよ(小声

3-4のスコアのまま迎えた9回ウラ。慌てて来たので飲まず食わずで応援していたが、逆転を信じてラッキーハイボールを飲む。

この時期の東京ドームは寒いのだけど、徐々に体が温まってくる。

1点ビハインドの9回ウラ。韓国のクローザーが大誤算。四球連発で、1点が転がり込んできた。稲葉新監督の采配は、投手のケアもしっかりできていたし、堂々たるものでよかったと思う。ただ、唯一失敗したのは、(結果論になってしまうが)指名打者の近藤を下げてしまったことか。満塁だったものの京田、近藤と代わったオコエが倒れ、9回のサヨナラ勝ちは逃した。

時計の針は23時を過ぎていたが、ここで延長タイブレークに突入。ノーアウト1塁2塁から始まるタイブレークは後攻が圧倒的有利だ。有利なはずだ。守護神・山崎康晃のカードを切った稲葉監督は、オーバーエイジ枠であるジョーカーの又吉を出してきた。しかし、やはり疲労や調整不足からか、本来の輝きがなく3失点。

いよいよ万事休すかと思った。稲葉JAPANの初陣とはいえ、年齢制限のある謎の国際大会を、割増料金のチケットを買って平日に観に来るような客は、一味違う。あんまり帰る人がいない。

それに、10回ウラはノーアウト1塁2塁から打順は山川穂高から始まるのだ。

稲葉JAPANの初白星は山川の打棒に託されたが、レフトフライに終わる。この韓国戦を落とせば、明後日は若きスター軍団の台湾代表を相手にプレッシャーの掛かる試合に臨まなければならない。最悪の場合は、日本が決勝に進出できないという稲葉新監督にとって最悪の船出もちらつく。

しかし、上林が見事なスリーランを放ち同点に追いついた。ダイエーはやっぱ強えぇ。

How Can You Not Be Romantic About Baseball
”人は野球に夢を見る”
映画『マネーボール』

まさに、コレ。

さらには、田村がサヨナラタイムリーを放って劇的勝利。8-7のルーズヴェルトゲーム!最高だッ!

やっぱり、稲葉はスターだね。

稲葉はさ、世間様は、もはや日ハムOBという認識かもしれないけれど、やっぱりヤクルトのスターだし、こうして監督として東京に戻ってきてくれて嬉しかった。勝負強い稲葉らしい、見事な船出だ!

さあ、狙うはアジア王者。18日は台湾にきっちり勝って、決勝はどっちが出てきても力の差を見せつけて勝とうじゃないか。

日本こそ、アジア王者に相応しい。


て.いとう
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